青森県の宮下宗一郎知事と下北の5市町村のトップの意見交換会が8日に開かれ、風間浦村の冨岡宏村長からは「風間浦バイパス」の早期完成に向けた県の取り組みについて、より一層の情報公開を求めました。

8日に県庁で開かれた意見交換会の中で、風間浦村の冨岡村長は「風間浦バイパス」の完成に向けた県の取り組みについて、一層の情報の公開を求めました。

風間浦村 冨岡 宏 村長
「大型風力、洋上風力を計画したいという要望が業者からきておりまして、その中でもこのルートとかぶる部分も計画の中に一部ありました。県の情報提供と概略ルートをもう少し狭めていただいて示していただければ、我々もそちらの方に対応できる」

下北地方を通る国道279号は、海岸線に面しているため津波で寸断される恐れがあります。バイパス道路は自然災害に加え、原子力災害時には避難道路にもなります。

青森県 宮下宗一郎 知事
「私有地に入り込むのではなくて、国有林や公有地を通るルートを決めていかなければならないと思っていて、そういうのをしっかり決めれば次々とステップアップしていくと思います。早期の事業化、事業化した後は供用目標を立てて進んでいくという事だと思っている」

宮下知事は、村との連携を密にして着実に検討を進めたいとしています。