福祉の分野へ新たな挑戦

「園長先生、おはようございます。はい、おはようございます」


19年前、緒方さんは障害がある子供を預かって専門の教育を行う児童発達支援センターの「joy(じょい)ひこばえ」を立ち上げました。

現在、3歳から5歳の子供たちが保育士や言語聴覚士、音楽療法士に見守られながら、話すことや食べることなど、基本的な生活を送るための教育を受けています。

目的は「きれいにすることじゃない」

園長の緒方さんも歯科の知識を生かし、子供だけでなく、スタッフにも食べ方や歯磨きの仕方を指導します。

おがた小児歯科医院 緒方克也さん「口ばっかり見ないで手がどんな握り方かも見たほうがいい。この年頃の歯磨きは、きれいにすることが目的じゃなくて、習慣付けをすることが目的だから。うまい下手よりも、ちゃんと受け入れてやっているということが大事」