国内で唯一、愛媛県愛南町に保存されている旧日本軍の戦闘機「紫電改」の展示館について、建て替え計画の最終案が示されました。
老朽化した「紫電改展示館」の建て替えをめぐって、県の委員会では、去年6月から有識者らを交え検討を重ねていましたが、7日最終的な計画案が示されました。
それによりますと、新しい展示館は2階建てで、紫電改の展示スペースに設けられる大きな窓からは、機体の引き上げられた久良湾を望むことができます。
また紫電改にまつわる展示と合わせて、新たに戦争経験者の声の紹介や平和メッセージなどが張り出されるほか、平和学習などに活用できる多目的室が設けられる予定です。
太平洋戦争の末期、旧日本海軍によって開発された戦闘機「紫電改」は、1978年に愛南町の久良湾海底から引き上げられたあと、現在の展示館で、国内唯一の現存機体として保存展示されています。
徳田明仁委員長
「たくさんの来場者を見込まなければいけないが、実際には地域の特性も含めて、色々なことに関連させた上で、ダウンサイジングさせることのできる部分まで、一応議論を重ねた」
展示館の建て替えをめぐっては、材料価格高騰などを理由に規模を縮小する見直しが行われましたが、県は今後、委員会で示された最終案を元に、来年度から建て替え工事に着手し、2026年度の完成を目指します。
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