「北北海道大会」遠軽 vs 旭川・空知合同
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南北海道大会につづいて行われた北北海道大会の決勝は、2年連続の出場を目指す遠軽高校と、3校の距離が100km以上離れているというハンデを乗り越えて合同チームとして今大会初の決勝進出を果たした旭川・空知合同チーム(芦別・富良野・羽幌)が対戦しました。
立ち上がりは、合同チームが気迫を前面に出して試合を進めます。鋭い縦突破を中心に、開始から10分近く遠軽陣内に攻め込みます。しかし、大事なところでミスが出て、なかなか得点につなげることができません。
ピンチをしのいだ遠軽、10分を過ぎたあたりからようやく反撃に転じます。12分、相手ボールのスクラムにプレッシャーをかけて、敵陣深い位置での攻撃につなげると、ペナルティーからの早い仕掛けでフッカーの清水泰雅選手が先制のトライ。5点のリードを奪います。
ワンチャンスで遠軽に先制を許した合同チームですが、この後慌てず立て直します。18分、ウイングの山口太雅選手がディフェンスのギャップをついて一気に前進。遠軽陣内22mライン付近まで攻め込みます。そして23分、FW陣がラックサイドを執拗について遠軽のディフェンスを引き寄せると、最後はスタンドオフの位置に入ったフルバックの苫米地愁選手からのパスを受けた山口選手がトライ。ゴールも決めて、7対5と逆転に成功します。
勢いに乗る合同チームは、前半のロスタイムに突入した31分、自陣から一人一人が的確な判断を下しながら粘り強くボールをつないで攻め続けると、最後はフランカーの吉田釉選手が右隅にトライ。12対5とリードをひろげて、前半を折り返しました。














