家族との交流通じたサポート
佐々木さんは施設の職員だけでなく、子どもを毎日そばで見守る家族とも交流を通じてサポートします。

作業療法士 佐々木寛子さん:
「前よりずっとやることが分かって、いまは体操の時間だとか、歩く時間だっていう。周りを見て行動できるようになった」
佳音さんの母 及川麻衣子さん:
「佐々木さんに会ったのはすごく良かったとずっと思っていて(施設の)スタッフさんに関しても、こういうことやった方がいいということも言ってくださっている。子どもたちのことも見てくださっているのですごく安心」

佐々木さんはこれからも子どもたちの素直な気持ちを引き出し、その成長を見守り続けたいといいます。
作業療法士 佐々木寛子さん:
「障害があるなしって気にしていない。もし見たいなと思っているなら見せる工夫をすればいいだろうし、もっと高いところに行ってみたいなっていうのはちょっと手を添えればいいだけなので。そこで子どもが何をしたいかなっていうことをしっかり見て、ちょっと手伝う大人が増えていくと、子どもってのんびりでも、絶対成長すると思っています」

最近は通常学級に通う子どもたちのなかにも、何らかの支援が必要な子どもが増えているということです。取材させていただいた家族も「病院に行くのは敷居が高いが気軽に相談させてもらえる佐々木さんの存在は大きい」と話されていました。佐々木さんが取り組むような子どもの発達領域におけるサポートはこれからもニーズがあるのではないでしょうか。