子どもたちの活躍を支援する社会へ

佐々木さんの取り組みについて、宮城県作業療法士会の大内義隆会長は、サポートを受ける子どもたちだけでなく、周辺への支援にもつながるといいます。

宮城県作業療法士会 大内義隆:
「落ち着かずに集中して座っていられないとか、集団になじめないとか、そういった子たちに対して、教育現場の方々だったり、そこに関わる、支援する方々と一緒に、作業療法士がその方の困っていることを一緒に考えてあげることによって、その子たちの発達をスムーズにできるように、支援することができるんじゃないか」

宮城県作業療法士会には、900人程度が所属しています。しかし、その多くが病院や施設に勤務し、佐々木さんのように個人で発達領域の作業療法にあたるケースは少ないといいます。

宮城県作業療法士会 大内義隆会長:
「お子さんによって、見方によっては困っているとか、苦手なことってあると思うんですけど、一方でその子たちの強みだったり、魅力はたくさんあるという風に思いますので。それぞれの個性を生かして地域の中で活躍できるようなそういったところを支援できるような社会があるといい」