香港のグレーターベイ航空が、中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけたことによる旅行需要の減少を理由に、仙台ー香港便を2026年3月中旬から運休することが分かりました。また、中国国際航空の仙台ー上海便が12月16日から3月末まで欠航します。

2026年3月中旬から運休するのは、香港の格安航空会社グレーターベイ航空が運航する仙台と香港を結ぶ定期便です。グレーターベイ航空によりますと、定期便は2024年12月、週4往復のスケジュールで就航しましたが、2025年5月、日本の漫画作品による「災害の予言」が影響し週2往復に減便しました。

10月に4便に戻ったものの、その後、高市総理の台湾有事に関する発言をきっかけに中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけたことで香港からの旅行需要が減り、運休を決めたということです。

グレーターベイ航空は定期便の運航再開については未定としています。仙台と香港を結ぶ定期便はこのほか香港エクスプレスが週5往復していますが、香港航空は2025年6月から運休していて、運航再開は未定だということです。

一方、中国国際航空が週2往復運航している仙台ー上海便は12月16日から2026年3月末まで欠航します。機材のやり繰りが理由と説明していますが渡航自粛呼びかけの影響とみられます。














