「子どもの発達」に注目したリハビリ

10年ほど前から「子どもの発達」に注目したリハビリに取り組み始めたという佐々木さん。最近では遊び場が減っていることも子どもの発達に影響するのではと指摘します。

作業療法士 佐々木寛子さん:
「感覚が一気に成長する3歳までの時期に、何も触らないとか、誰ともしゃべらないとか、何もない環境で育ってしまうと良くない。発達って遅れていってしまうのはすごい危機感を感じている」

一人ひとりに合わせたオーダーメイドのリハビリを組み、心と体の視点から発達を促したいといいます。

作業療法士 佐々木寛子さん:
「発達障害のお子さんって、生まれた時から脆弱性というか、筋肉がすごく柔らかかったりする。神経が発達する時期に大切な遊びを提供すれば、補えるものがあるんじゃないか。体が動けば心も動くし、心も動けば体も動くので、そこは切り離せない」