夏と秋の空気 せめぎ合う 週末再び真夏日 

國本予報士:
きょう(2日)の暑さに関しては台風17号が関係していて、1日に台風が関東沖に進み、暑い空気を残していきました。

この時期の暑さは台風が絡んでいることが多いですが、今回の場合は突出して気温が上がってしまったということです。

秋の空気は、大陸にスタンバイしている状況です。
これが入ってくれば本格的な秋になりますが、この先も入ってこないんですね。

ホランキャスター:
ずっと日本の上に境界線がありますね。

國本予報士:
せめぎ合っている所は、空気と空気がぶつかって雨が降るので、雨の量は多い一方で、どちらかというと夏の空気の方が強めなので、湿気があるような蒸し暑い日もまだあるという形です。

井上キャスター:
平年の10月8日はどのくらい秋の空気が来ているものなんですか。

國本予報士:
もう少し太平洋側にまで来ますが、そもそも入れ替わりが激しい時期です。今年の場合は入れ替わりきらないまま夏が盛り返してくることが続いています。

それが気温にも表れていて、3日は天気が崩れるので涼しくはなりますが、その後、晴れると気温が上がって28~29℃という状態が続きます。

その後、変化が出るのが雨がきっかけなんですけれども、雨が降って下がる。この雨で少しだけ季節が進んで、上がっても25℃くらいになってきます。

10月中旬になってようやく晴れても25℃ぐらいという涼しさになりそうです。

ホランキャスター:
秋雨前線みたいなものなんですか?

國本予報士:
気温が下がるところで雨が降るのは、秋雨前線がそのたび通過していきます。
雨が季節を進めるという意味では、雨はすごく重要な役割があります。

井上キャスター:
それにしても、雨が多くないですか?

國本予報士:
夏と秋のせめぎ合いが近いところで起きているので、太平洋側中心に雨が多いという傾向が続いています。