月2万5000円→7万円 児童手当が大幅拡充 高校生年代も支給対象

井上キャスター:
子育て世代の皆さんにも影響があります。児童手当が大幅に拡充されます。
所得制限が撤廃されます。
また、支給年代が拡大されます。これまでは中学生以下が対象でしたが、高校生年代まで拡大となります。
そして、第3子以降の支給額が上がります。3万円に増額します。政府の考え方としては、3人以上の子どものいる世帯が極めて少ないので、子どもの多い世帯の支援を増やす方策だそうです。

【子どもが4人の場合】※10月から
・第1子 大学生:支給なし(1人目のカウントあり)
・第2子 高校生:1万円
・第3子 中学生:3万円
・第4子 小学生:3万円
→計7万円/月
これまで中学生以下が支給の対象で、第1子の大学生は“子ども”とカウントされていませんでした。第2子の高校生は1人目にカウントされますが、支給はありませんでした。第3子の中学生は2人目とカウントされ、1万円が支給されました。第4子の小学生は3人目とカウントされ、1万5000円が支給されました。合計は月に2万5000円でした。
各市区町村に申請してください。
ホランキャスター:
お子さんが4人いる家庭は大変少ないと思いますが、子育て世代からするとこういった手当が出るとありがたいですか。

産婦人科医 宋美玄さん:
うちは子どもが2人いるので、3人目以降はたくさんもらえるのは全然当てはまりませんが、所得に関係なくもらえるようになるのはいいことかなと思います。
一方で、児童手当のために年少者の所得控除をなくしたままになっていて、配偶者には控除があるのに、これはおかしいです。
高校生には支給するので、高校生への所得控除も縮小、もしくはなくすという話も出ていて、なくさないでほしいと思います。
少子化が進んでいるので、それくらいはやってほしいと思います。
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<プロフィール>
宋美玄さん
産婦人科医 2児の母
女性の健康などのテーマを発信し、女性の性に関する著書が人気