この夜、駅を挟む2カ所で実施された高架線路への切り替え工事には、合わせておよそ170人の作業員が投入されました。

JR四国によりますと、16年前に行われた高知駅の高架化工事以来の規模ということです。
最終列車の通過を待って始まった工事は、既に設置されて使用されている線路の切断から始まりました。

切られた線路は、南へおよそ2メートルずらされる形で、新しい松山駅へ向かう線路と繋げられます。
長さおよそ100メートルの線路は、列車の走ることのできる状態のままで持ち上げられると、新しい線路の前へと動かされました。
切断開始からここまでおよそ25分。

ちなみに軽量化を図るため、この区間の線路の枕木は、予め木製のものと取り替えられているんだとか。
限られたスペースの中を多くの作業員が行き交いながら、新しい線路を繋げていきます。