「秋雨前線」刺激し 雨が強まるおそれも…
現時点では、5日(土)にかけて、沖縄・奄美・長崎県で波浪警報が出る可能性があるほか、先島諸島で大雨警報のおそれがあると、気象庁から発表されています。予報円の真ん中を通ったとしても、秋雨前線を刺激し雨が強まるおそれがあります。
スーパーコンピュータのシミュレーション通り、台風が日本海へ進んだとすれば、海面水温が低いため、台風としての勢力は保つことができないとみられます。ただ、湿った空気は流れ込みますので、これが雨の“もと”。まとまった雨になる可能性も。
特に、先日の大雨で被害があった石川県の能登半島では少しの雨でも影響が大きくなる可能性があり、ことし1月の大地震で地盤が緩んでいる状態が続いています。
現在、石川県で警報級の大雨は予想されていませんが、引き続き最新情報をとるようにしてください。
(気象予報士 桜沢信司)