現在、新潟県柏崎市で就労支援事業所を展開する息子・俊介さんの背中を、父・勇一さんはそっと押してくれています。

【父・小林勇一さん】
「僕にとってはうれしい限りでね。僕が当たり前にやってきたことを、先のことを考えて一生懸命やってくれているので、陰ながら応援していこうかなと思います」

【息子・小林俊介さん】
「きちんと仕組みを作ることができれば、他にも全くやったことないところでも展開していけるだろうと思っているので、そういった形で何か、就労支援とか障害者の働き方の“新しいモデル”になってくれたら嬉しいなって思いますね」

やっかいものだったエソと福祉分野とをかけあわせて誕生した“出汁”は、地域の課題を解決するモデルにもなりそうです。

小林さんによりますと、新潟県上越市で大人気のラーメン店など、いくつかの飲食店が「エソの出汁」を使いたい!と手をあげているということです。

未利用魚の“可能性”に、期待が膨らみます。