あのキャッチコピーも…福島とDCの歴史

デスティネーションキャンペーンのデスティネーションとは、旅の目的地のことを指し、JRグループと自治体などが協力して、地域の魅力を発信し、観光客を呼び込みます。震災後は、福島が関わるキャンペーンが何度か開催されてきました。

直近では、震災から10年の21年に東北6県を対象にしたキャンペーンが行われました。

福島県単独のものでは、15年に「福が満開、福の島」をキャッチコピーに行われたものをご記憶の方も多いと思います。震災で大きな打撃を受けた観光業でしたが、震災以降最多の観光客が福島を訪れるなど、大きな成果がありました。

また、20年前には、会津地方のキャンペーンもありました。「あったんです。まだ、極上の日本が…」をキャッチコピーに、会津地方を多くの人が訪れ、「極上の会津」を体験しました。

そして、福島県民は一度は目にしたことがあると思われる「うつくしま、ふくしま」というキャッチコピー。これは1991年に県が決めたコピーですが、実はこれも、95年に行われたキャンペーンのキャッチコピーになりました。観光業への効果だけでなく、多くの人の記憶に残るキャンペーンになってきたことがわかります。

26年は、訪れる人にとっても、そして福島の私たちにとっても、実りのあるキャンペーンになることが期待されます。