
まずは右手操作レバーで、前後の動きから…。手前に引くと重機の作業部位(ブーム)が上にあがり、逆に押すと下がります。そして、右手の左右の動きが、土砂などすくう “バケット” の開閉です。
左手は前後がアームの曲げ伸ばしの動き。一方、左右の動きで、機体を旋回させます。
伊東平 アナウンサー
「おもしろい。本当に力感なく操れている感じが楽しいです」
それぞれの動きをうまく連動することによって、滑らかでスピーディーな操作ができるようになります。
まずは基本の「掘る」作業に挑戦です。
伊東平 アナウンサー
「ガーといって、バゲットを開いて、これぐらいかな、ここから下げて、違う! 下げるはこっち! 下げて行って…。1個ずつ整理しながらやっていって、これはできましたけど、これを自転車に乗るくらい簡単にやらないといけないんですね」

nuovo広島 江藤良輔 さん
「重機に乗る時間でいうと平均ですと30時間乗っていただくと、だいたい自分のやりたいようにレバー操作できるようになります」
被災地では、重機を扱える人たちが被災者になっている場合も多く、重機はあるのに稼働できないケースもあるといいます。
日本笑顔プロジェクト 林映寿 代表
「災害が大規模化していき、人間の力だけでは太刀打ちできないという状況が昨今の災害の特徴。そんなときにたとえ、この小型重機でも人間100人分の力を発揮するといわれているので、ことし発生した能登もまだまだ復旧に時間がかかっている状況から、民間による技術ボランティアの派遣は重要じゃないかなと思っている」