仮設住宅を浸水地域に建てざるを得ない事情も

駒田キャスター:
被害の情報をまとめて見ておきましょう。
珠洲市で70代の男性が土砂崩れに巻き込まれ死亡したほか、1人が行方不明となっています。また、能登町でも1人が行方不明、輪島市では住宅が流されるなどしていて5人の行方がわかっていません。(22日午前4時時点)

輪島市の中谷トンネルでも復旧にあたっていた作業員3人の捜索が、続いているということです。

膳場キャスター:
さらなる被害が出ないか心配なところです。

ジャーナリスト 浜田敬子さん:
7月末に能登の取材に行き、門前町にも取材に行きました。輪島は2008年にも地震があり、やっと復興したと思ったら能登半島地震があったということで、地元の皆さんはやはりすごく疲れてらっしゃった。でも、一生懸命復旧・復興に取り組むところに今回の雨でかなり門前町の被害が大きいというふうに聞いてます。

能登半島地震の復旧・復興がなかなか進んでないので、7月末でも家が壊れてそのままでした。輪島のある方は「国や県はここを地震のテーマパークにするつもりなんでしょうか」と言われていて、特に一番深刻なのが住宅の不足の問題でした。

仮設住宅があれだけ浸水してるのは、広い土地がないので、ハザードマップの浸水地域に建てざるを得ないという事情があり今回の被害に繋がっています。

しかし、それでも仮設住宅が足りず入居できずに、一部損壊の住宅に住まざるを得ない人たちが、今回の被害で雨でどういう状況なのか、とても心配してます。

(「サンデーモーニング」2024年9月22日放送より)