教える方も、教わる方も…


道具に込められた、それぞれの思い。それを受け取った、学生たちは贈呈式の後、さっそく練習に臨みました。

教える方も、教わる方も、回を重ねるごとに、真剣さは増しています。いまでは、民俗芸能を担う、同じ仲間として活動しているように見えます。


南津島郷土芸術保存会・三瓶専次郎会長「やっぱり、完全に覚えてもらって、できるだけ継承していってもらいたい。それが我々の望み。中途半端に覚えるんじゃなくて、完全に踊りをマスターして新しい生徒にどんどん継承してもらえればありがたい。そういう願いを込めて、我々も動けなくなるのが目に見えている人ばっかりだから」

記者「最初に練習したときにここまでくると思っていました?」

三瓶会長「思っていませんでした。不安ばかりだった。当時はね。どこまでいけるのかなって。ここまで応援してくれる生徒が30人近く来るっていうことが、やってよかったかなって。これから先も継続できるかなっていう望みをもっています」

南津島の田植踊りは今年、10月12日に郡山市で行われる「ふるさとの祭り」のほか、13日には津島でも公演を予定しているということです。