東京五輪の汚職疑惑をめぐって、5日の午後2時半から、約30分にわたってKADOKAWAの角川歴彦会長が取材に応じました。記者との一問一答を全文、書き起こしました。
■「本当に思いがけない感じで戸惑ってることばかり」
ーーまず捜査を受けていることについてコメントいただけますでしょうか?
本当にこの思いがけない感じでね。戸惑ってることばかりなんですよ
ーー捜査を受けていることが思いがけない?
そういう感想。そういうことですね。AOKIさんの事件なんかも外に出てるからね。だから人は違うなと思ってたんで、戸惑っているわけです。
■「結構じゃないかという了解をしました」電通に協力を求めたことは事実
ーー事実関係のご確認をさせてください。
事実関係はわからない僕にはわからないよ。うん。
ーー今いろいろ報道出てるけれども、いわゆる高橋容疑者ですねお知り合いの会社に…角川側からですね、7000万円支払われたという報道出てますけど事実関係はどうでしょうか?
その人はね、電通の雑誌局長やった人だったんで、僕は電通の人だと思って会ってたんだけど、でその人と久しぶりに会ったのも、組織委員会の事務局というか会議室だったんです。そのときは電通の人だなと思って。電通でお願いしてたからね、応援をですね、それで違和感はなかったんです。久しぶりに会いましたねって感じでしたけどね。
ーー電通にお支払いした?
いやそういうことは知らないんだけど、ただ電通に協力を求めたことは事実だと思いますよ。
ーー協力を求めたというのは?
それはKADOKAWAの中でスポーツ関係のね、事業を立ち上げたいっていうんで、それでスポーツ関係であれば、当時、ラグビーもあったし、それから、IRがあったり、それからもう既に経産省のやっている万博があったから、そういうのを総じて、事業にしたいっていう話があったから、もう結構なことじゃないかという
了解をしました。
ーーどういう名目の契約だったんでしょうか?
そういうそれはコンサルタントっていう、全体のコンサルタントだと聞いてますけど。
ーースポーツコンサルタント?
そうですね。