語り部としてのノウハウを吸収 岩手県・三陸鉄道へ「研修」

語り部を担当したのは、のと鉄道の観光列車でアテンダントを務めていた宮下左文さんら3人です。

3人は、「語り部」のノウハウを学ぶため7月、岩手県の三陸鉄道を訪れました。

三陸鉄道でノウハウを学ぶ3人(7月)

三陸鉄道は、2011年の東日本大震災で大きな被害を受け、翌年から「震災学習列車」を運行して、地震の教訓を伝えています。

震災学習列車ガイド・千代川らんさん「地域に対する思いも含めて言葉で伝えるということが、一番客にも伝わる」

語り部の3人も奥能登の被災地を訪ね、自分の言葉で伝えることを意識したといいます。

のと鉄道語り部・牛上智子さん「家族皆んなで楽しく過ごしていた時間に突然(地震が)起こったのです」

「語り部列車」スタートの5日前。

語り部の3人は、関係者を前に本番さながらのリハーサルを行っていました。

のと鉄道語り部・牛上智子さん「どうしても気持ちが入るとあの時に戻ってしまうのでちょっと辛いのですが、ありのままを語り続けていかなければ」

のと鉄道語り部・宮下左文さん「皆さんの代弁者としてこれから3人で力を合わせて語っていきたいと思います」