スズメバチに襲われないために

スズメバチに遭遇した場合、手で振り払わずゆっくりと後ずさりすることが推奨されています。
玉川大学 学術研究所所長 小野正人氏:
巣からハチが出てきてしまったら、もうそこからいち早く遠くまで逃げることが大切になります。
ただ通常、巣に近づくと門番のハチが「これ以上近づくな」と警告をしてくるんですね。
その時に「ゆっくりと下がる」という対処をすれば事なきを得るんですけれど、子どもにはなかなか難しいんですよね。
恵俊彰:
手で振り払うのも、ブーンと来た瞬間にとっさにやっちゃいそうですよね。
玉川大学 学術研究所所長 小野正人氏:
スズメバチは視覚が発達しているので、激しい動きに反応してしまうんです。
ですからもうここは我慢して動かずにゆっくり後ずさりです。
意外とじっとしているとハチも巣に戻ってくれるケースもあります。
コメンテーター 白井智子:
パニックにならないことが重要だということを、特に子どもにはちゃんと伝えておかなきゃいけないですね。
恵俊彰:
低いところの、草むらなどにいると知っておかないといけませんね。何となく天井の裏とかに巣があるイメージだけど、公園とかにもいっぱいあるからね。
刺された時の対処法 全身症状に注意

≪万が一刺されてしまった場合の対処法≫
▼刺された場所から離れる
▼傷口を水で洗う(毒を絞り出しつつ)
▼患部に虫刺されの薬を塗る(抗ヒスタミン軟膏など)
気をつけないといけないのはアナフィラキシーショックです。
めまいや血圧低下、息苦しさなどのショック症状が見られた場合は、迷わず病院へ行ってください。
玉川大学 学術研究所所長 小野正人氏:
刺されたところが痛いとか腫れるのは誰でも起こるんですけども、そこではなくて全身症状、じんましんが出たり息苦しくなったり、こういう状態になったら一刻も早く医師の診断を受ける必要があります。
(ひるおび 2024年9月13日放送より)
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<プロフィール>
小野正人氏
玉川大学 学術研究所所長
スズメバチの生態を42年研究