オオスズメバチ「目立たない場所に巣作り」

≪オオスズメバチ≫
大きさ:27~38mm
最大時速:40km
オオスズメバチは世界最大のスズメバチと言われ、攻撃性や毒性が極めて高いハチです。
小野正人氏によると、木の根元や土の中など、目立たない場所に巣作りをするのが特徴です。

みどり産業への密着取材でも、オオスズメバチの巣が見つかったのは住宅街の公園に隣接する道路。竹やぶの下の地面にオオスズメバチの姿が。
みどり産業 ハンター歴9年 松原暢明氏
「今まだ9月の頭だからいいですけど、こっからどんどんハチが凶暴化してくる。そうするとやっぱり刺されちゃう。今のうちに(駆除を)やっておくのがベストですね。」
オオスズメバチは人目に付きにくい隠れた場所に巣を作る習性があります。
この駆除現場でも、実際に巣があったのは道路から2mほど奥まった場所でした。

また、茨城県常総市のお寺でも、土の中にオオスズメバチの巣が。
駆除すると3段の巣で、約400匹のハチがいました。
みどり産業 ハンター歴9年 松原暢明氏
「やっぱり低いところにあるから刺されるリスクが高いですよ。
散歩したり、マラソンとかしてるときにちょうど通っちゃって、やられる危険性はありますね。」
小野氏によると、人の足音だけでも警戒して襲ってくる可能性があるということで、今の季節お彼岸のお参りなどでも注意が必要です。
玉川大学 学術研究所所長 小野正人氏:
特に振動に敏感なんです。
地面の中に巣を作っているケースの場合、近くを歩くと音と振動が伝わりますので、敵が来たのではないかと巣から出てきます。
巣の中にたくさんの幼虫や女王バチのサナギもいるので、守るために働きバチが攻撃をしてきます。