建設前に業者側から知らされていたのは“ペットカフェをつくる”計画

 住民たちが心配を口にする原因は、建設の経緯にもあります。3年前、葬祭場などを経営する堺市内の会社が施設の建設を開始。しかし、建設前に住民らが業者側から知らされていたのは“ペットカフェをつくる”計画だったといいます。

 初めて開かれた住民説明会で配られた資料のタイトルは、「ペットカフェ」となっています。ところが、紙をめくっていくと…図面の片隅に「火葬炉」の文字があります。
13.jpg
 (住民※おととし)「(資料に)小さく『火葬炉』と書いてあるので、(住民の)みんなにある程度分かって、そこからばっと広がったんです」

 ペットカフェだけでなく火葬場も建つことが判明し、住民側は反対運動を開始。おととし、住民らは「最もくつろげるはずの自宅で、毎日、半永久的にペットの死を意識させられ、平穏に生活する権利を侵害される」として、業者に対して火葬場の営業の差し止めなどを求める訴えを、大阪地裁堺支部に起こしました。
17.jpg
 (住民代表)「一企業の利益のために周りの住民が大変な苦労、精神的な苦痛を味わう。それも一過性の問題じゃなしにずっと続くと。これは納得できない」

 ただ、裁判は長期化し、今年2月からは住民と業者で、火葬場の営業時間や臭い・煙の測定など営業をする上での条件について話し合っていました。