9月も中旬ですが、毎日厳しすぎる残暑が続いています。いったいいつ秋が来るんだと思ってしまいますが、空を見上げると少しずつ季節は進んでいます。この時期は、夏の雲と秋の雲が同時に見られます。

夏の雲の特徴は、モクモクとしていることです。写真では、空の低いところに浮かんでいますが、これがさらに発達すると雲の頂上が空高くまで届き、夕立など夏ならではの天気の急変を引き起こします。これらの雲は、夏の強い日差しで地面があたためられて発生します。

一方、秋の雲は空高いところに見られます。秋の雲には、「すじ雲」や「うろこ雲」などがありますが、氷の粒でできています。

これから空気もどんどん乾燥していき、空気中の水蒸気が減ってくると空の青さも濃くなります。さわやかな空に、空高い雲ばかりが見られるのはもうしばらく先になりそうですが、季節は少しずつ前へ進んでいます。それまで、厳しすぎる残暑を乗り越えましょう。