木の伐採が土砂崩れの一因になった?

豊川用水を所有するのは水資源機構。
この場所は2013年8月から2014年5月にかけて豊川用水を供給する水管の入れ替え工事などが行われ、その際に木を必要な範囲で伐採したということです。
蔵治教授は工事に伴い、周辺一帯の木を全て切る「皆伐(かいばつ)」と土砂崩れとの関連を指摘します。

(東京大学 蔵治光一郎 教授)
「皆伐後10~20年の間が一番崩れやすいと研究で明らかに。ここは皆伐したのが約10年前のようなので、ちょうど危ない時期に差しかかったところだったのでは」
蔵治教授は木の伐採が一因と言われている土砂崩れは4年前にもあったと話します。

死者・行方不明者69人の熊本豪雨災害で、土砂崩れが起きた山は、重機を入れるために木を切り倒して作られた道が土砂崩れの起点の一つになっていました。

(東京大学 蔵治光一郎 教授)
「ここは運悪く皆伐の跡地で木がない。木の部分の保水力がない。一気に水が増水した」














