岩手県内でもコメ不足の影響が顕著になる中、安定的にコメの販売を続けている産直があります。秘密は米どころならでは仕入れ方法にありました。

岩手県奥州市江刺にある産直「江刺ふるさと市場」。
売り場にはおよそ170人の組合員が手塩にかけた野菜が並び、平日の午前中でも多くの買い物客で賑わっていました。
コメの売り場には10キロ、5キロ、2キロと商品がしっかりとそろっています。
(江刺ふるさと市場 佐賀健也施設長)
「現在ですね、JA江刺の方で精米した袋物、
こちらの方をですね、販売していると」

産直では通常組合員が生産した野菜やコメを持ち寄って、それぞれに値段を決めて販売します。
ところが、今年は例年より早く生産者の手元にコメが無くなったため、産直に並ぶモノが無くなってしまいました。
理由としては想定以上に県外にコメが流れたのではとの声もあります。

江刺ふるさと市場では、地元で採れたコメをJA江刺が集荷・精米し、江刺金札米としてブランド化したものを仕入れています。