マイナンバーカードを使うことで転入・転居の届け出などの際の書類への記入を省略し、市民の行政手続きの負担を軽くするサービス「書かない窓口」の運用が4日、盛岡市役所で始まりました。

(記者リポート)
「盛岡市役所の窓口に設置されたこちらの機械。マイナンバーカードをかざすことで、申請書などを書くことなく手続きを行うことができます」
盛岡市役所で導入されたのはその名も「書かない窓口」。
これまでは転入や転居などの手続きを行う際、手書きで申請書類を作成していましたが、マイナンバーカードを端末に読み込ませることで氏名や住所などの情報が申請書に印字されます。
サービスを利用することで氏名や住所などを手書きで入力する必要がないほか、その他の情報は職員が聞き取って入力するため、利用者の手続きの時間を短縮することができます。

また、マイナンバーカードを持っていない人は、事前にスマートフォンやパソコンなどで専用サイトに情報を入力し、発行される二次元コードを基に窓口で申請書の作成を簡単に行うことができるサービスも同時に導入されました。
手書きの場合、職員が書類を読めないケースや、誤字に気づかないケースもあり、新サービスの導入は、行政側にも大きなメリットがあるといいます。

(盛岡市市民部市民登録課 竹澤明子課長)
「異動届に伴う手続きは、けっこうな書類の数がありますので、来庁者の方たちの書く負担の軽減のほか、時間の軽減を望んでいる」
「書かない窓口」は盛岡市役所本庁舎と都南総合支所、玉山総合事務所で利用できます。
 














