コメ不作で玄米の価格は2倍以上になる可能性も
昨年、高温障害や少雨などの天候障害で米が不作に。そのため春先、1キロ当たり200円前後だった玄米の価格は現在350円以上に。
さらに今後は昨年の倍以上の450円前後になる可能性もあるといいます。

このため、畠山製菓では商品の卸売価格を約2割値上げしました。
(畠山製菓・岡山工場 渡邉篤工場長補佐)
「我々も企業努力で頑張れるところは頑張っては来たんですけれども、さすがにここまでくると限界かなという」
県内の製造業者から聞かれた「限界」という言葉。

そんな中、全国トップシェアを誇る亀田製菓では…
(亀田製菓・経営企画部 佐藤忠信さん)
「この10月の1日から一部商品の値上げを実施すると」
亀田製菓では商品に使用するアメリカ産の米の割合を増やすなどして品薄や値上げへの対策を取ってきましたが、苦渋の決断で10月から17品目で値上げを決定。

さらにエネルギーや物流コストの上昇が追い打ちをかけ出荷額を9%~22%引き上げるといいます。