増加する外国人観光客の満足度向上や次世代の観光産業の担い手を確保していこうと、岡山県内の大学生を対象にしたガイド体験が行われました。

「この建物は、水が流れる店という意味で「流店」と名づけられています。ここは休憩場所として使われていました」
モニター役の外国人に向けて、英語で施設を案内します。岡山県内の大学生、27人が、後楽園で観光ガイドに挑戦です。

県の観光課と産学官が連携してつくる大学コンソーシアム岡山によって実施されたもので、観光ガイドの育成などが目的です。学生たちはガイドのスキルや岡山の歴史や文化をどのように伝えればよいのかを学んでいました。
(大学生 外園晶さん)
「どうやったら楽しんでもらえるかとか考えるの難しかったけど、楽しくていい経験になりました」

(外国人観光客 ヨセフ・ハイレさん)
「とても明確で、簡単に理解できたと思います。期待通りのガイドだったので、とても良かったです」
今年の4月から6月に県内で宿泊した外国人旅行者は四半期では過去最多になっていて、県では引き続き、インバウンドの受け入れ環境を整えていきたいと話しています。