藤原さんが就農したのは40年前。その当時のコメの価格が30キロ1万円だったそうです。
その後、米価が下落する中地区内外で農業をやめる人が続出。90ヘクタールの栽培面積のほとんどは、作り手のいない田んぼを預かったものです。

藤原博巳 代表
「あと5年したら、ずい分の方がリタイアされる。そうするともうおコメが足りない時代ってもう、すぐ目の前に来ているんですよね。おコメの値段はこれでまあ、農家さん、これで成り立つですよっていうのを、やっぱり消費者の方にも分かってほしいと思っています」
藤原さんは30キロ1万円になると、店頭の販売価格は去年の5割増になるのではとみています。消費者の理解を得るためには農場の見学にも来てほしいと言う藤原さん。今が農業生き残りの正念場と考えています。