災害の教訓を伝え火山防災力の強化を
2022年、御嶽山の噴火災害の記憶と教訓を伝える2つの「御嶽山ビジターセンター」がオープンした。犠牲者の遺品などが展示され、火山防災を学ぶ拠点としても活用されている。

また御嶽山では試験に合格した住民が火山の特徴や危険性、知識などを登山者や地元の子どもたちに伝える「御嶽山火山マイスター」制度も導入された。
火山を抱える地域が防災力をどう高めていくべきか。そして噴火災害を風化させず、教訓を伝える取材を続けていくことの重要性を感じている。
【執筆者略歴】
山﨑 裕一(やまざき・ゆういち)
1972年 長野市生まれ
1995年 SBC信越放送入社 報道部で警察・司法・県政担当
2007年 制作部で主に番組制作
2014年 松本放送局で松本・諏訪・木曽エリアなどを担当
現在、本社・情報センター報道部デスク
【調査情報デジタル】
1958年創刊のTBSの情報誌「調査情報」を引き継いだデジタル版(TBSメディア総研が発行)で、テレビ、メディア等に関する多彩な論考と情報を掲載。2024年6月、原則土曜日公開・配信のウィークリーマガジンにリニューアル。