「早いけど倒れちゃったから刈るしかない」台風10号で多くの稲がなぎ倒される

新潟県十日町市の「花水農産」では、コシヒカリなどを生産していますが、去年作ったコメは、例年の品質を大きく下回ったと話します。

花水農産 宮内賢一 代表
「去年は1等米は、ほとんどなかった。全部2等、3等、規格外で。散々な目にあいました。1000万円くらいの被害」

今年は1等級の米が増えることを期待していますが、先日の台風10号で多くの稲がなぎ倒されてしまいました。

花水農産 宮内賢一 代表
「こんなに青くて。早いけど倒れちゃったから刈るしかない」

まだ稲は十分に色づいていないものの、予定を早め、9月5日から新米の稲刈りを始めることにしました。

近年、これまでにない猛暑が続く中で、暑さに強い品種「新之助」の栽培を始めるなど、対策を迫られているといいます。

花水農産 宮内賢一 代表
「コシヒカリだけだと、やっていけないから。特に去年みたいに高温障害になると大変。少しでもリスクを下げようかなと」