台風にどう備える?8月は6個の台風が発生
そして防災センターでは「暴風体験」もできます。

風速10m/s、20m/s、30m/sの強い風を3D映像を通してよりリアルに体感することができ、暴風の危険性を身を持って知ることができます。

マスクをつけていたら口がふさがれて危険とのことで、外しています

私たち気象予報士も想像を絶する風の強さで、思わず顔をそむけてしまいました。バーにつかまりながらでも、立っているのがやっとです。

私・星井は髪が長いので、髪の毛で視界が遮られたりして、より危険だと感じました。

風速30m/sといえば「猛烈な風」と表現され、看板が落下、飛散したり、走行中のトラックが横転してしまうような風ですので、屋外での行動はきわめて危険です。

そして暴風といえば、この時期注意が必要なのが、台風です。

ことしは台風の発生はスローペースでしたが、8月に入り南海上で台風の卵となる「熱帯低気圧」が発生しやすい状態になっていて、8月は6個の台風が発生しました。

そして現在、直近で心配なのが8月22日に発生した台風10号です。9月1日(日)にかけて西日本を東へ進む見込みで、引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高潮に厳重な警戒が必要です。

気象庁 30日午後6時発表

1日(日)には近畿から東海の付近で熱帯低気圧に変わる見通しです。その後、2日(月)以降は速度を上げて北上し、3日(火)にかけて北海道付近に近づいてくるおそれがあります。

北海道では週明けも大雨のおそれがありますので、引き続き気象情報にお気を付けください。

暴風や暴風雪といった荒れた天気となるときや、地震が起きたときは、停電のリスクも高まります。

停電は自然災害など様々な原因によって、一年中発生する可能性があります。特に地震は天気予報と違って、基本的には予測することができません。日頃から備えておきましょう。