台風10号は9月1日(日)にかけて西日本から東へ進む見込みで、引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高潮に厳重な警戒が必要です。
台風では大雨や暴風に注意が必要ですが、天気予報で数値を聞いても、どれくらい危険なのか、何に気をつけたらいいのか、あまりイメージがつかないという方もいるのではないでしょうか。
そして、台風のように予想できるものもあれば、地震のように、いつ来るかわからない災害もあります。

札幌には、災害を疑似体験しながら、防災について学べる施設があります。
HBCウェザーセンターの星井さきと児玉晃が、体験レポとあわせて、気象予報士から見た必要な備えをお伝えします。
科学が進歩した現在でも、わからないこと
札幌・白石区にある札幌市民防災センター。
去年、開館20周年を機にリニューアルしたので、HBCウェザーセンターのメンバーが訪れました。

ここでは、様々な「災害の疑似体験」ができます。
入館無料で、気軽に防災について学ぶことができ、札幌市営地下鉄東西線・南郷7丁目駅から徒歩3分とアクセスも便利です。

消防車に乗ったり…
防火衣を着てポーズを決めたりと、家族や友人と楽しめる仕掛けもあります。
地震への備え
ことしは、元日に能登半島地震が発生しました。8月8日に宮崎県東部・日向灘で発生した地震では、初めて「南海トラフ地震臨時情報」が発表されたことも記憶に新しいです。
科学が進歩した現在においても、地震の予知は不可能です。
いつ、どこで起こるかわからない地震に、しっかり備えをしておくことが大切です。