牛豚鶏より優れた点がたくさん!当面の課題はコスト面か
牛はBSE、鶏は鳥インフルエンザなどの病気のリスクがあります。またエサはトウモロコシなど輸入穀物に頼っているため人類と穀物の奪い合いになるのではないかとも言われています。一方でダチョウは抜群の抵抗力を持っていて病気になることがほとんどありません。さらに草食動物で、エサは余り野菜でもOKなので食品リサイクルの循環にも入れて負担が少ないです。そのうえ小食で牛の20分の1しか食べず、体内にはメタンガスを抑える抗体があるためメタンガスを出しません。その抗体を牛に与えてメタンガスを抑える研究なども進められています。
小食であっても栄養を効率良く吸収しきるため、ダチョウのフンはほとんど臭いもなく、ハエさえとまらないと言います。
しかし”ダチョウ食”としての課題は、現時点では需要が見込めず投資しずらいため、コストが高くなる点です。吉野家で新発売されたオーストリッチ丼は1683円(税込み)で少し高いですが、地球の未来のためにと考えてみてもいいかもしれません。