騒動の終わりとその後

1994年の夏、米騒動は終わりました。沖縄の早場米が市場に出回り始めたからです。またその年はまれに見る豊作の年となり、人びとは急速に米騒動を忘れていきました。

1994年の6月あたりから、徐々に事態は沈静化していきました。

しかし、一連の騒動は、日本の農業政策を考え直すキッカケとなったのは間違いありません。食料安全保障の観点からも、米の確保のみならず、食糧の自給率をあげる必要性もあるでしょう。

我々の目の前にある危機は、じつはあの頃とあまり変わっていないのです。