モンゴルに渡った竹内さん「大変なことをやったのかも」

盲目の留学生と出会ったことをきっかけに、モンゴルに盲学校を建てたのです。
アジアの国々では、多くの盲人が職業に就けない中、学校で按摩の技術を教えてもらい、生業にしてもらおうというのです。
海外に小学校をつくることは、教員時代から抱いていた竹内さんの夢でした。

(モンゴルの盲学校 開校式にて竹内昌彦さん)
「こちらの国にお送りしたお金のほとんどは、日本中の大勢の人たちの真心が集まったものです」
「今ここに立ってみて『大変なことをやったのかもしれない』という感激を、胸いっぱい、いや体じゅうに受けています」

(竹内昌彦さん)
「本当に何日もかけてね、モンゴル国中から目の見えない人たちが集まってきてるんですよ」
「マッサージを学んで、自立したい。それで仕事を得てお金を稼いで、家族を持って。。。これはええことをしたなと我ながら思いました」

目が見えない海外の人たちにも「生きていける力を」
現在は、モンゴルと並行して他の国への支援も始めています。
この日は中央アジアのキルギスからの留学生を励ますため、東京を訪れました。竹内さんは現在、キルギスにある盲学校へも物資や寄付金を送るなど、支援を行っています。

(竹内昌彦さん)
「やっぱり目が不自由でね、目が見えたらいろんな仕事が彼女たちもできただろうけど、目が不自由だとやっぱりやれる仕事は少ない」
「でも生きていける力を日本でつけて帰ってもらえたら、日本人としても嬉しいじゃないですか」
