本当は「目の見える人生を送りたかった。でも...」

様々な苦難を乗り越えてきた竹内さん。今はその中で一つずつ夢をかなえています。かつて願っていた、人の役に立つ人生を歩んでいます。

(竹内昌彦さん)
「幸せですね。私も全く想像しなかった人生の後半です。これで目が見えたら面白かっただろうなと思うけれど、目が見えたら、こういう人生はなかったでしょうね。だからまぁ、ええようにいかんもんですわ」

「やっぱり、正直言うて、私は『目が見える丈夫な人生』で面白く70年生きたかった。それは本音ですね。時々目が見えん方が良かったいう人がいるけどね。私はそこまでは悟れていない」

「やっぱりそうです。だけどしょうがない、見えなくなったんだから」

「なら見えなくなった。その場で最善を尽くすと。その世界で最高の人生を終わりたい、という願いはありますよね」