猛暑+少雨で蚊が減少?

害虫防除技術研究所の代表で医学博士の白井良和さんは、猛暑が蚊の育成環境に影響を与えていると指摘します。

白井代表「猛暑で雨が少ないと、水たまりができない。出来てもすぐに干上がってしまうため、そもそも幼虫が育たず、蚊が生まれない」

害虫防除技術研究所 白井良和代表

金沢市の8月の合計雨量は平年なら179.3ミリですが、今年は27日までに6.5ミリと雨が少ない状況が続いています。

また、蚊は気温が35度以上になると木陰やヤブなど温度が30度ほどの空間に隠れる習性があります。気温が下がった朝晩に活動するとしても成虫自体の数が少ないため、あまり見かけないのではないかということです。

蚊は9月下旬にかけて増える?

さらに白井代表は、台風や秋雨前線の影響による雨で、幼虫が育つ水たまりが増えれば蚊に刺される機会は多くなるだろうとしています。

今年は秋になっても蚊に注意する必要がありそうです。