気象庁「台風に対する危機感、警戒感を高めてください」

強い勢力で日本列島を縦断するおそれのある台風10号。

気象庁 予報課 立原秀一 主任予報官
「台風は非常に強い勢力で接近する恐れがある。台風に対する危機感、警戒感を高めてください」

今回の台風10号、やっかいなのは台風の強さに加えて、その「スピード」。現在、日本の南を時速10キロの速さで西北西へ進んでいますが、これは自転車よりも遅い速度です。

気象庁 予報課 立原秀一 主任予報官
「この後、向きを変えるという状況も重なる、さらに動きが遅くなるという見通し。暴風や高波、大雨の影響が長引く恐れがある」

それに伴う雨量は27日以降、木曜日にかけて、東海から九州で200ミリから400ミリと予想されているほか、風についても。

気象庁 予報課 立原秀一 主任予報官
「28日になると、九州南部・奄美地方では最大風速45メートル、九州北部地方で最大風速30メートルなどの予想」

一体、どれほどの風が吹く予想なのか。今回の台風で予想される風速30メートルを体験してみると。

南波雅俊キャスター
「これは無理だ。前に行けない。前に行けない。目が開かない」

気象庁 予報課 立原秀一 主任予報官
「40メートルを超えるような風については、一部の住家が倒壊するような恐れのある風速になります」