台風の接近に伴い、風が強く吹くとさまざまな影響が出ます。
気象庁によりますと、一般的に平均風速が15メートル以上になると風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出るとされています。また、風にあおられてドアや扉に手や指を挟まれるなども起きやすく注意が必要です。

気象庁は、台風の事前の備えとして「家の中」と「家の外」の対策を呼び掛けています。

家の中の備え

・非常用具を確認する(懐中電灯、携帯ラジオ、乾電池、救急用品など)
・窓ガラスに飛散防止フイルムやテープなどを貼ったり、カーテンやブラインドを下ろす
・断水に備えて飲料水を確保したり浴槽に水を張って生活用水を確保する
・レトルト食品や缶詰といった非常用食品を準備しておく

家の外の備え

※大雨が降る前、風が強くなる前に済ませましょう
・窓や雨戸はしっかりと鍵をかけ、必要に応じて補強する
・側溝や排水口は掃除して水はけを良くしておく
・風で飛ばされそうな物は飛ばないように固定したり屋内に移動する

台風接近中は雨で増水した川や側溝は境界が見えにくくなり、転落事故などが発生します。土砂災害の危険性も高まります。日ごろは安全と思われている場所でも油断はせず、危険な場所へは近づかないようにすることが大事です。