44歳 脂質やアルコールの代謝に大きな変化
では、このとき体で何が起きているのか…。白澤院長によりますと、44歳前後では、脂質の代謝に大きな変化が訪れるということです。今回の研究結果では、44歳くらいで体内の脂質の量が多くなっている人が多くいました。これは動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中と関係してきます。
さらに、アルコールの代謝も大きく変化するようです。アルコールの代謝に変化が訪れると、脳細胞にダメージを与える可能性があるということです。
白澤院長は、この調査には生活習慣の結果も表れているといいます。おそらく44歳くらいは、会社での立ち位置が変わり、付き合いが増えるなどして飲酒量が増える人が多いのではないかということです。飲み会で脂っこいものを食べたり普段から脂の多い加工食品を食べたりしている人は、44歳という年齢を一つの目安にしてこれまで以上に控えることを考えてもいいタイミングかもしれません。