高校生の息子を自殺で亡くした女性は
若い世代の自殺について考えます。高校生の息子を自殺で亡くした女性に話を聞きました。

(遺族の女性)
「うちの場合は普通に学校に行ってて部活にも行ってて、急に、って形でした」
宮崎県内に暮らす女性。およそ10年前、当時、高校生だった息子を自殺で亡くしました。
(遺族の女性)
「子どもがいなくなってしまって会いたくても会えない、話したくても話せない、触りたくても触れないってなったときの悲しみとか苦しみは本当に想像を絶するもので、その時に想像を絶するってどういうことかっていうのが身に染みたというかよくわかりました」

突然、自ら命を絶ったわが子。優しい性格だったという息子は友達にも慕われていた様子で自殺に至った正確な理由は今も分かっていません。
(遺族の女性)
「いつも人の面倒を見てる分自分の弱さっていうか悩みは言えなかったのかもしれないですね」
女性は今も息子を思いながら日々、過ごしています。

(遺族の女性)
「あの子はどんな大人になって、どんな人と出会って子どもが生まれたんだったらどんな子だったかな、とかどういう人生を過ごしてたのかな、というのはよく思い出しますし、誕生日の頃とかは今年でいくつだなっていうのがありますので」