守ってきた「老舗の味」は地域にとっても“特別な存在”

陽太郎さんに愛情をいっぱい注がれて育った娘の裕子さん。結婚したあとは専業主婦で店は手伝いにいくという状態が長く続いていましたが、2020年に陽太郎さんのあとを継ぎ、3代目店主として店を切り盛りしてきました。

苦労を重ねながら守ってきた「老舗の味」。
それは地域の人にとっても“特別な存在”です。

来店客
「(モンブランが)うちの主人も好きで、きょう最後に買って帰りました。すごく幸せだなって思って2人で食べたい」
2代目店主・陽太郎さんは2024年7月に亡くなり、苦渋の決断をしたいま、店ではケーキ1つ1つに客への感謝のメッセージを添えています。