野球は永遠に私の魂であり、私の使命は、選手とファンの両方がこの特別なゲーム(野球)に満足するようにお手伝いをすることです。

現役を引退してからも、野球とシアトルは私の心の中にあります。


選手たちには、ベストになるために私が共に戦っているということを知ってほしいです。私がシアトルに来たのは27歳の時でした。アメリカでのキャリアが19シーズンも続き、今でもシアトルにいるだなんて想像もできませんでした。

現在、スタントン会長の特別補佐として、スプリングトレーニングやシーズン中に選手と一緒に仕事ができることを光栄に思っています。私は今でもほとんどの日にマリナーズのユニフォームを着ていて、それを誇りにしています。


もちろん、困難と挫折に直面することもあるでしょう。私も毎年直面していたのでわかります。

日本から来たやせっぽちの男がこのユニフォームを着て戦い、そして今夜皆さんの前に立って名誉を受けることができるわけですから。あなたにもできないはずはないのです。

それを踏まえて、現役の選手たちに言いたいのは、君たちの未来にも想像がつかないような可能性があるということです。だから、自分の限界を決めることなく、自分のベストを尽くし、それを受け入れてみてください。


21年前の初戦、新人選手だった私に大きな声援を送り、それを決して止めることはありませんでしたね。

そして最後に、シアトルの素晴らしいファンの皆さんへ。

自分自身を制限せず、日々の課題を克服する欲求と情熱を見出さなければなりません。それが、自分の可能性を最大限に引き出す方法なのです。そうしたら、想像もつかないようなことを成し遂げることができます。


2018年に私が戻ってきたとき、まるで私が去ったことがなかったかのように声援を送ってくれました。あなたたちが私を迎え入れてくれた情熱は、私の心に響きました。私のキャリアの中でも最高の思い出であり、この感覚を忘れることはないでしょう。

シアトル・マリナーズの一員として、皆さんのためにプレーできたことは、私にとって最大の名誉です。これからもファン、マリナーズのためにベストを尽くします。ありがとうございました。