海だ!プールだ!飛び込め、子ども(とその家族)!
そうか、みんな泳がなくなっているのか、とデータで確認。
ここで思い返したのが、子どもが小さいときには海水浴にも行ったけど、大きくなったら沙汰止みになった我が家のこと。
もしかして、子どもがいる家なら海水浴やプールに泳ぎに行ったりするかも。特に幼稚園・保育園の未就学児や小学生なら、自分から泳ぎに行きたがったりして。そんな仮説を確認するために、次の集計をしてみました。
まず、未就学児(4歳~)や小学生と同居しているかどうかで、回答者を「同居あり」と「その他」に分類。
それぞれについて、「海水浴」または「プールなどでの水泳」のどちらか(あるいは両方)を「したことがある行動」として選んだ人の割合、すなわち海水浴・水泳行動率を計算。その推移を折れ線グラフにしたのが下の図です。

すると、案の定、子どもと同居している人のほうが海水浴・水泳行動率が常に高いことが判明。
大まかにいって、90年代前半くらいまでは、同居ありが5~6割、その他が4割くらいの行動率が、90年代後半に同居ありで7割近くまで急増。その他との差が3割近く開きますが、それでも00年代以降、行動率はだんだん減少。新型コロナ禍の影響もはっきり刻まれています。
最初の折れ線グラフで示した、回答者全体の傾向と重ね合わせると、海水浴や水泳の行動率が全体として高かった90年代前半は、同居ありとその他の間も比較的詰まっていました。
続く90年代後半以降は、全体の行動率が下がるなか、子どもとその同居家族が行動率の押し上げに貢献していたようです。
それでもなお、海水浴・水泳の行動率は減少し続けていますが……。