自身の半生が映画に 竹内さんの本音は

映画の製作発表は、岡山市民会館で大々的に行われました。

(映画化実行委員会 吉原洋二 委員長)
「岡山県民として、竹内先生の話を全国に伝えたい、これからの子供たちに話を聞かせたい」

「岡山で素晴らしい人がいる。その人を題材にすることで、いじめが一つでも少なくなれば」

映画の出演者オーディションには100人が集まりました。撮影のための制作費は、市民や企業からの募金で集め、2年間で目標の2000万円に達しました。

(竹内昌彦さん)
「本当に一生懸命みんながやってくださる。『いい映画になってくれたらいいな』と思います。自分の出来る範囲の応援を、一生懸命したいです」

「本当は、半分恥ずかしいんですけどね」

「親だけでは伝えきれない思い」を映画で

そして撮影がスタートしました。クランクインは、岡山市東区西大寺地区。昭和の面影を残す五福通りの一角です。

「今日クランクイン、スタートしたいと思います。どうぞよろしくお願いします」

「はい、頑張ります!」

オーディションで選ばれた出演者も、竹内さんの話に心を動かされた人たちです。

(竹内昌彦さん役 岡﨑有功さん)
「自分、子供が2人いるんですけど、生き方を伝えていきたいなというのは、すごく共感しています」

(母親役 木庭容子さん)
「やっぱり世の中で大切なものを、なかなか親だけじゃ伝えきれないところとかがあって、こういう映画や竹内先生のお話とか、ぜひ見たり聞いたりしてほしいなという思いで、自分も出ることで何か役に立てないかと思って」