「関係を断つ」と宣言も…改憲集会に“信者が多数動員”か
報道特集はこの改憲集会に毎年、「旧統一教会の信者が多数動員されている」という4年分の情報を入手していた。

『今年も摂理機関本部関係で50名の動員を行うこととなりました。』
摂理機関とは、教祖・文鮮明氏の教え=「摂理」を実施する機関のこと。呼びかけていたのは「UPF=天宙平和連合」。8つの教団関連団体に合わせて53人を動員するノルマを課していた。
UPFは安倍元総理が生前、ビデオメッセージを送った関連団体だ。“現役”信者に、改憲集会の映像を確認してもらうと…

現役信者
「この人、教会の教会長ですね」
「彼、この人も本部関係の人です」
さらに…
現役信者
「ちょっと待って下さい、UPFの事務局の人だと思います」
このUPFの幹部は会場の整理を手伝い、岸田総理が使用するマイクの準備までしていた。

現役信者
「普通やらせないでしょう?いくらボランティアって言っても。だって変に爆弾を仕掛けられたりするから、相当信頼があるってことですよね」
旧統一教会が、改憲集会の運営に関わっているのか。会場にいたUPFの幹部に話を聞いた。

――どこから動員をかけられた?
「ノーコメントで。関係を絶ったからと言って、大会に参加しちゃいけないというのはない」
――ないです。ただ、普通に聞いているだけじゃなくて、壇上で机を並べたりとか、運営側として見えるので…
「でも一個人で手伝っちゃいけないですか?」
――いや、いいですけど。総理のマイクを一個人で手伝えるものですか?
「あの…手伝ってほしいって言われたから」
――誰から頼まれたんですか?
「だから、運営している人たちじゃないですか」