戦争で樺太(ロシア極東のサハリン)に取り残されたまま、失意のうちに亡くなった両親の故郷を訪ねたい。2024年8月、降籏英捷さん(80)はその思いを胸に、長野県安曇野市に向かっていた。「両親は戦後、ずっと日…