【課題2 誹謗中傷】JOCは「法的措置も検討」

次は『SNSでの誹謗中傷問題』です。今大会ではミスした選手を攻めるような投稿があり、JOC(日本オリンピック委員会)からは、選手らへの侮辱や脅迫など悪質な投稿について「法的措置も検討」というメッセージが出されました。中国では、卓球選手らを誹謗中傷したとして29歳の女を特定し、拘束しています。
こうした選手への誹謗中傷をめぐって、過去には、サッカーのワールドカップに出場した南米の選手が帰国後に殺害されるという悲劇も起きています。
SNSによる誹謗中傷の問題については、「選手はSNSの利用を控えるべきでは」という意見や、「プラットフォーム側が規制すべき」という意見などさまざまあります。環太平洋大学・体育学部の真田久教授は、「スポーツは結果を求めるが、結果が全てではない」と理解することが大切と指摘。特にオリンピズムとして考えたときに「結果だけではない」ということを理解すると、非難したい気持ちに変化が出るはずだと述べています。














