長崎市の曖昧な線引き

警備上、イスラエルに特化した懸念が憂慮されるような情報があったのか?式典が終わった今も、具体的な理由は示されていません。平和宣言の表現も式典への招待も、市の判断は線引きがあいまいで現時点で開示された情報では整合性が取れていません。結果として、イスラエル不招待の市の判断に政治的意味合いを持たせる国が出たいま、被爆地長崎に求められることは?

長崎大学 西田充教授:
「(今回の各国の反応が示しているのは)広島・長崎がどれだけ世の中に対しての影響力があるかということ、ロシアの問題が国際政治において今極めて重大な問題かということ、そしてイスラエルという国の影響力が西側の中で強いこと、この3つのファクターが絡み合っていると思う」

「本来は核のことを分かっていない人にこそ被爆の実相を分かってもらう必要がある。どの国であっても招待して言うべきことは言うことが必要。イスラエルの場合はそれがちゃんと伝わると思う。民主主義国家としての価値観を共有してる国なので、そこはロシアと違うと思う」